書と水墨画 Japanese Calligraphy & Sumi-e

2013年から書道と水墨画を始めました。現在は、水墨画講師をしています。

カテゴリ: 学びの軌跡 Learning Calligraphy & Sumi-e

2013年に書道を始めた時、当面の目標の一つとして掲げたのが「5年以内に師範を取る」でした。

しかし、書道の筆を持つのは小学校低学年以来。
「半切(はんせつ)」を「はんぎり」と読んだり、楷書と隷書の区別や、半紙と条幅の違いも分からない、ずぶの素人レベルからのスタートでした。まさに横線、縦線一つ書くのも一苦労(;^ω^)

怠け者のの私には、何か目標がないとずるずるしてしまうことが容易に想像できたので、師範試験はモチベーションアップのためにはもってこいでした。

当会の師範受験資格は、漢字、仮名、共に2段を持っていることです。
今年漢字3段、仮名2段に昇段したので、チャレンジしてみることになりました。

師範試験は毎年1回開催され、申込をすると、5月初旬に試験問題が届きます。
提出期限の7月中旬までに、課題全てを本部に郵送し、会長、副会長、役員審査員の先生方により審査が行われます。

毎年問題は変わりますが、今年の問題の一例を挙げると:
*「遊雲驚龍」を、隷書、楷書、行書、草書で半紙に書く。
*王羲之「蘭亭叙」、孫過庭「書譜」、「孟法師碑」、「高貞碑」の臨書。
*高野切れ第3種の和歌を半切に臨書。
*元永本古今和歌集の和歌より色紙に散らし書き。
*般若心経
などなど、その他子どものお手本、表札、エッセーなど全10問。
いずれかの項目に1点が付いた場合は不合格になります。

2か月間、先生に指導をお願いし、フリータイムは師範試験の課題に集中して取り組むことになりました。

16師範4


そして先月末結果が届き、、、

無事合格することができました!(^^)!
提出ギリギリまで熱心に指導して下さった先生には心から感謝です!
16師範2

合格の通知と共に、評も添えられていました。
*隷書は線が硬い。
*草書は線が美しくない。筆力不足。線が練れていない。
*お手本は線がヒョロヒョロ。
*高野切の臨書は墨色に変化が乏しい。

合格したと思って気を抜くなよ!という審査された先生方の喝が伝わってくるコメントの数々。
道のりは、まだまだこれからですね。。。(^^;)

本日、西日暮里の本部で、合格者の認定式が行われました。
今年は3名が合格し、私は清和書道会が発足してから、376人目の師範合格者とのことでした。

会長及び副会長より、「師範が取れても、書道を辞める人が多かったり、実際に教える人は10分の1にも満たないくらいなので、今後はぜひ指導にも力を入れて書道を広めてほしい」というお言葉がありました。

私の次なる目標は、絵も交えた自分の作品を少しでも増やすことなので、教えることは今のところ考えていませんが、もっと自分の作品に自信が持てたら、色々な分野の方たちと一緒にワークショップやイベントをしてみたいという漠然とした思いがあるので、これからも一歩ずつ地道に進んでいきたいと思っています。

身の丈余る、ゴージャスな看板。
16師範3

当会でも近代詩文書(漢字とかなが混ざった現代の書)が新たに機関誌の競書に仲間入りしてから数か月が経ちました。
創玄書道会会長の石飛先生によるお手本が毎号掲載されています。

20160705近詩2

出品者の数も少しずつ増えているようで、今後どのように広がるか楽しみです。
20160705近詩1

私も苦心しつつ+楽しみつつ、自分なりにどのように作品に取り込めるか模索中です。
ちょうど蓮の絵を水墨画教室で教わったばかりだったので、蓮と、蓮の歌を書いた書とを合体させたものをいくつか書いてみました。

20160705近詩5

こちらはスズメと子規の句と。

20160705近詩9

こちらは今月の競書から。
さくら草かへり見すれば色さみし
20160705近詩11

仮名や漢字と異なってある程度自由に書くことができるのが楽しくもありますが、書として魅せられるようなものを作るのはやはり技術が必要です。加えて、どんな紙に書いて、どんな墨を使ったら美しい滲みや色が出せるか、どんな筆を使ったら面白い線が書けるか等など探求することは多く、まだまだ研究が必要ですが、仮名や漢字、水墨画と並行しながら、少しずつ世界を広げていきたいなと思っています。

書道と直接は関係ないのですが、こちらは最近描いた水墨画。

今年6月に国立新美術館で開催された、国際墨絵会の公募展に出品した作品です。
全紙サイズの和画仙。
20160705キツネ1

こちらは工筆画(細密画)の筆法を用いて、ドーサ引きの紙に描いています。
20160705キツネ2

今回は画賛は入れませんでしたが、書道の腕が上がった暁には余白に画賛を加えたり、もしくは物語の一節を書いて絵画の横に並べたりしてみたいなと思いました。

そしてふと気が付けば今年も既に半分が過ぎてしまい(!)、時間が経つのがあまりに早く恐ろしい限りですが、これから師範試験、毎日書道展、清和書展と大きなイベントが続くのでしばらくあたふたしそうです…。

猛暑が来ると言われていますが、皆さんも体調崩されませんよう、楽しい夏をお過ごし下さい。

当会では年1回、この時期になると師範試験が実施されます。
今年も第46回を迎える師範試験が行われ、受験者に課題が配布されました。

受験資格は当会の有段者で、漢字・かな、共に2段以上。
受験者には課題が配布され、期日までに提出することが求められます。

管理人は書道を始めて3年ちょっと経ちますが、今年は漢字3段、かな2段に昇段したので、念願の受験資格が持てました!
受験資格ができるのと合格するのとはまた別の話ではありますが、書道を始めて最初に立てた目標が「5年で師範試験合格」だったので、受験資格が持てた今年から挑戦してみることにしました。

早速申し込みをし、先週課題が届きました。

楷書、行書、草書、隷書、かな、写経、古筆、鑑賞書式、臨書、実用書、お手本、論文等々…、多岐にわたる課題がずらりと並び、やっつけでクリアできるものではないことは明らかです(^^;)。かなりハードルは高いですが、日ごろの成果が試されるよい機会なので、課題提出〆切まで、時間の許す限りどこまでできるかチャレンジです。

私の現在の目標の一つは、5年で書の師範試験合格=基礎力アップ。

それには、毎日少しずつ練習をするのが一番の近道なのですが、
楷書、行書、草書、隷書、細字、仮名、ペン字、篆刻、近代詩文書……エトセトラエトセトラ。
やること、多すぎです。道は険し。

今年で書道を始めて3年になるので、タイムリミットはあと2年!

とりあえずその日の気分で4書体くらいを選んで、仕事のない日に少しずつ練習中です。
日々の地味練が基本ですが、最近一つ思ったのが、写経を書く速度が速くなった!(あまり自慢にならないかもしれないですが)。以前までは一行に15分くらいかけて、3行も書くとへとへとだったのですが、今はだいたい一行7-8分で、5行書いてもあまり疲れなくなりました。最近、目に見えた変化といえばそのくらい。。。

そんなわけで、書の地味練の成果を写真にアップしても面白くないので、最近の工筆画をアップしてみました。
最終的には自分なりの書画作品を制作したいので、絵も少しずつ描きためていければと思っています。

ユリのスケッチを元に、絹本に墨で輪郭線を描き、彩色。
201511gongbi

扇に描いたシロクマシリーズ。工筆画用のドーサ引きした紙を使用しています。
201511gongbi3

リラックス中のシロクマ。
201511gongbi4

こちらは扇子に描いたナマズ。
201511gongbi5

ほおずきが出てくる句で仮名創作。句に合わせてほおずきを描きました。
201511gongbi2

上のは紙ですが、こちらは絹本。
201511gongbi7

猫シリーズ。まだ裏打ちしてないのでしわしわですが、絹本に、墨と絵の具。
201511gongbi3

水墨画を習い始めてから約2年。
6月から上級クラスに進級し、課題も一気に難しくなりました。

初級クラスの時は、半紙サイズに花や野菜、魚、など比較的シンプルな課題を描いて提出でしたが、上級クラスに進級して初めての課題はいきなり半切に山水画!様々な技法を学びながら、色々なタイプの山水画を描いていきます。筆の使い方やどんな紙を使うかなどの基礎を教わった後、写真などを元に構図を考え、教わった技法を使って自分なりの山水を描くというが毎月の課題です。

1回目は三遠法を使った山水画(高遠、平遠、深遠という3つの視点から、線のみで描く方法)という課題。
初回の提出は、インド風をイメージして描いてみましたが、これは課題とそぐわないということで落第。

山水画8

翌月に再提出。こちらは無事合格をもらいました。

山水画5

山水画1

2回目の課題。麻紙を使い、滲みを利用して描く中国の桂林。

山水画2

同じ桂林で、こちらは滲まない紙を使用したバージョン。

水墨画7

同じく2回目の課題パート2。かすれを使って描く中国の黄山。

水墨画6

3回目の課題。「偶然の滲み」を利用した抽象的山水画。
モンサンミッシェルを描いてみました。

山水画4

山水が終わったら、竹や花の描き方を学びます。上級クラスの課題は12個なので、毎月課題を提出して合格すれば2年で卒業ですが、2年で卒業する方はまずいなくて、平均で5年くらいかかるとのことでした。目標は3年で卒業ですが、なかなかハードルが高そうです。

↑このページのトップヘ