4日目は、歙県にて、中国三大硯の一つである歙硯の工房見学に伺いました。
職人さんたちが、硯の石を加工しているところ。
こちらは墨の工房も兼ねていて、同じ敷地内で墨も作っていました。
煤と膠と香料を混ぜたものを練り合わせ、墨を作っていきます。
工程は日本の墨の作り方もほぼ同じでですが、日本ではひたすら手や足で練るのに対し、中国は練り合わせたものをハンマーで叩くのが特徴です。また、煤と膠の配合も中国と日本では異なるので、発色やにじみ、硬さ、粘りなどに違いが出てきます。水質の違い(中国は硬水、日本は軟水)などもあり、中国の墨は固いのが特徴で、保管に気をつけていないと湿気の多い日本では割れやすいという弱点もありますが、深味のある美しい色を出すことができます。
練ったものを型にはめているところ。
乾燥させているところ。
出来上がった墨に彩色をしているところ。
午後は徽墨(安徽省産の墨。名墨として有名)の開発者である清時代の墨匠、胡開文の生地、績渓上荘村へ。
胡開文記念館を訪れました。
記念館の外にあった趣のあるベンチでは、地元の方たちがのんびり井戸端会議をしていました。
川が流れる、のどかな風景が美しい村です。
午後は同じ村の徽墨工房へ。
午前中に見学した工房よりも大分小さなローカル工房でしたが、こちらも職人さんたちが一から全部手作りしていました。家族経営されている工房で、ご両親と跡継ぎの息子さんが案内してくれました。(英語は全く通じなかったので、ガイドさんに通訳してくれました)。日本にも輸出しているという午前中の工房では松煙墨が一つ4000円くらいで販売されていましたが、こちらは同じサイズの桐箱入り松煙墨がたったの600円(!)で販売されていました。質にどの程度の差があるのかは使ってみないと分かりませんが、試しに両方購入してみたので、使ってみるのが楽しみです。
見学後は、227キロの道のりをミニバスで約3時間半かけて杭州へ。
今までとはうってかわり、大都会に到着です。
職人さんたちが、硯の石を加工しているところ。
こちらは墨の工房も兼ねていて、同じ敷地内で墨も作っていました。
煤と膠と香料を混ぜたものを練り合わせ、墨を作っていきます。
工程は日本の墨の作り方もほぼ同じでですが、日本ではひたすら手や足で練るのに対し、中国は練り合わせたものをハンマーで叩くのが特徴です。また、煤と膠の配合も中国と日本では異なるので、発色やにじみ、硬さ、粘りなどに違いが出てきます。水質の違い(中国は硬水、日本は軟水)などもあり、中国の墨は固いのが特徴で、保管に気をつけていないと湿気の多い日本では割れやすいという弱点もありますが、深味のある美しい色を出すことができます。
練ったものを型にはめているところ。
乾燥させているところ。
出来上がった墨に彩色をしているところ。
午後は徽墨(安徽省産の墨。名墨として有名)の開発者である清時代の墨匠、胡開文の生地、績渓上荘村へ。
胡開文記念館を訪れました。
記念館の外にあった趣のあるベンチでは、地元の方たちがのんびり井戸端会議をしていました。
川が流れる、のどかな風景が美しい村です。
午後は同じ村の徽墨工房へ。
午前中に見学した工房よりも大分小さなローカル工房でしたが、こちらも職人さんたちが一から全部手作りしていました。家族経営されている工房で、ご両親と跡継ぎの息子さんが案内してくれました。(英語は全く通じなかったので、ガイドさんに通訳してくれました)。日本にも輸出しているという午前中の工房では松煙墨が一つ4000円くらいで販売されていましたが、こちらは同じサイズの桐箱入り松煙墨がたったの600円(!)で販売されていました。質にどの程度の差があるのかは使ってみないと分かりませんが、試しに両方購入してみたので、使ってみるのが楽しみです。
見学後は、227キロの道のりをミニバスで約3時間半かけて杭州へ。
今までとはうってかわり、大都会に到着です。