書と水墨画 Japanese Calligraphy & Sumi-e

2013年から書道と水墨画を始めました。現在は、水墨画講師をしています。

カテゴリ: 日記 Diary

あまりにも天気がよいので、赤坂に用事があったついでに、ホテルニューオータニの周辺をふらふら散歩していると、何やら立派な建物が。。。

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長年東京に住んでいますが、ここに赤坂離宮があることも知りませんでしたし、賓客がある時以外は、予約や事前申し込みなしでふらりと見学できることも全然知りませんでした。

サイトにも「外国からの賓客の接遇に支障のない範囲で一般公開を行っています。事前予約なしで当日受付でもご参観いただけます」と書いてありました。
赤坂離宮参観ご希望の方へ

私が行ったときは平日だったため、ほとんど人がいなくて、都内散策中突如目の前に現れた宮殿の庭をほぼ貸し切り状態でした。東京にいることを忘れてしまうくらい、別世界の雰囲気です。

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バッキンガム宮殿やベルサイユ宮殿をお手本にしているとのことで、日本らしさはほとんど感じられませんが、正面から見ると屋根に兜が!このなんとも異質な摩訶不思議なかんじが、個人的には赤坂離宮一番のツボでした。

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都会の喧騒を全く感じない異質な空間なので、天気の良い平日に赤坂近くに行く機会があれば、人混みから逃れたい方にはおすすめです。出口近くの屋外にはカフェエリアもありますし、近くにホテルニューオータニがあるので、そこでランチするのもよいかもしれません。赤坂離宮目当てにお出かけの際は一般公開していない日もあるので、事前にホームページのチェックをお忘れなく。

福井県にある、越前和紙の里に行ってきました。

越前市は、1500年という長い歴史と高い品質や技術を誇る越前和紙の産地です。そこにある「和紙の里」には、和紙作りの体験ができる施設や、工房、和紙販売店、博物館などが並んでいて、誰でも身近に和紙作りの文化に触れることができます。

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博物館には様々な和紙が展示されていて、直に触れることもできます。

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江戸時代の紙漉き家屋を移築復元した工芸館では、伝統工芸士による和紙作りの工程を見学することができます。

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工芸士の方が、原料や、和紙作りの工程などを丁寧に説明してくださいます。

和紙の原料となる楮
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糊の役割を果たす「とろろあおい」
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楮を叩いて柔らかくしているところです
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5000円で本格な紙漉き体験をすることもできます。この日は外国の方が、伝統工芸士の方の指導のもと、紙漉き体験をされていました。

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自分で漉いた紙は持ち帰ることができます。

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私は時間の都合上、こちらの工芸館ではなく、パピルス館というお手軽体験コースを提供している施設の紙漉き体験に参加しました。こちらは一番やすいコースで500円から参加できます。

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まずは、色紙やはがき、うちわなど、作ってみたい形を選びます。私は4枚セットのハガキを選びました。

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次に紙を漉き、好きな押し花や切り紙を選んで、自由に紙の上に乗せてデザインします。

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お好みで、色や金粉の入った染料をふりかけ、オリジナル和紙の完成です!

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書道や水墨画をやっていると、紙との出会いは一期一会という言葉をよく耳にします。国産のみならず、中国産の紙も最近はとても値上がりしてますし、ますます手すきの紙は価値のあるものになってきています。同じ紙がまた手に入るとも限らないので、自分の気に入った紙との出会いは本当に貴重です。

今年の公募展に出品した和製ノアの方舟。動物は上野動物園にスケッチに行ったり、衣装はお祭りに参加している人たちの衣装を参考にしたり、なるべく自分の目で見たものを取り入れるようにしましたが、波の線や、家具や船の装飾などの紋様は、色々な資料を参考にしました。

2018国際墨画会公募展

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調べものをするにもけっこう時間がかかりますが、そんな時、デジタルアーカイブがとっても役に立ちます。海外の美術館や博物館のサイトはとても充実していて、ものすごく勉強になるし、なにより見てるだけで楽しいです。

こちらは、スミソニアン協会のデジタルアーカイブに保存されている、森雄山1903年発行の「波紋集」。

波紋集

上、中、下とすべて保存されていて、見ごたえたっぷりです。
波が実に多彩な線で表現されていて、モダンでお洒落!
これを見つけたのは、すでに作品を描いた後だったので、描く前に出会えていたら、また違う波になっていたかもしれません。

こちらは波紋集を紹介していたサイト。英語とスペイン語のみですが、写真を見ているだけでも楽しいです。

my modern met

こちらは大英博物館の「コレクションオンライン」。

大英博物館オンラインコレクション

国立国会図書館の「デジタルコレクション」。
「仮名名蹟全集」が保存されているので、これは本を買わずに、プリントアウトして練習に使えますね!(^^)!

国立国会図書館デジタルコレクション

種を1つ2つまいて、必ず実がなるわけじゃない
実がなったからといって、甘い実がなるかどうかは分かんない
そこまでいくためには、ひじょうにたくさんの無駄がある
基礎研究というのはね、無駄なんですよ
だけども、無駄の中から大きなものが出てくる


ご自身の研究について昨年のテレビ取材でお話されていた、ノーベル医学・生理学賞を受賞した本庶さんの言葉です。受賞後の記者会見でも、心に響く言葉がたくさんありましたが、私には特にこの言葉が印象的でした。

これって、どの分野にも言えることだなと思います。
もちろんアートの世界にも。

何枚も練習で紙を費やして、作品づくりでは駄作や失敗作が山のように生まれて。。。
実に無駄ばかり。
とほほな毎日ですが、それでも、その中からいいもが出てくると信じたいし、いいものが出てくるためには、きっとたくさんの無駄を費やさないとだめですね。












レストランNAZEMで、シリア料理を食べに行ってきました!

レストランNAZEM

レストランNAZEMは、シリア難民の就労支援を目的に、クラウドファンディングで資金が集められ、期間限定で青山にオープンしたレストランです。

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クラウドファンディング~シリア難民シェフに厨房を!~

シリア料理レストラン

私はクラウドファンディングが終了してからこのプロジェクトのことを知ったので、クラウドファンディングで支援はできませんでしたが、一般の人も予約なしでレストランに入れるとのことだったので、ランチに行ってきました。

プロジェクトを立ち上げた代表の森川さん始め、お手伝いされているスタッフの方たちの熱意が伝わってくる空間でした。こういう若い方たちのすばらしい活動、微力ながらエールを送りたいです。

シェフを務めるのは、シリアのシェラトンやカールトンなどの一流ホテルで長年シェフとして活躍されていたナーゼムさんです。

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スパイスが効いたグリルチキン。

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ナーゼムさんの料理は、野菜がたっぷり入っていて、とても優しい味で、初めてシリア料理を食べる日本人の舌にもぴったり。

シリア風ピラフ。

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ひよこ豆のペースト、ホンムス。レモンが効いています。

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ビュッフェスタイルで、ワンプレートドリンク付きで1500円。
週末は行列していたようで、閉店時間前に売り切れになってしまうほどの盛況だったようです。

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私は昔シリア大使館で働いていたこともあり、ご縁があってシリアには戦争前の平和な時期に数回訪れたことがありますが、文明の発祥地である土地にはあらゆる時代の遺跡や建築物があり、文化が豊かで本当に素晴らしい国です。一日も早く復興することを願ってやみません。

今回は9/4-13日の期間限定ランチのみのレストランでしたが、継続的にオープンする可能性も視野に入れているとのことでしたので、またレストランが営業することがあるようだったらぜひ食べに行きたいと思います。



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