書や水墨画の課題に家で取り組んでいる時に必須のバックミュージック。

私がよく聞くのはクラシック、ジャズ、ボサノバ、民族音楽あたりですが、現在気に入っているのはサティ―のピアノ曲。
ゆらゆらした独特のメロディーが流れると、空間が不思議な空気に包まれて心地よいです。

日本にサティを広めた先駆者、高橋アキさんのCD『高橋アキ プレイズ エリック・サティ1』
http://www.aki-takahashi.net/page.php?id=38

satie4

現在渋谷の文化村では、『エリック・サティとその時代展』を開催中ですが、こちらはサティーと交流のあったピカソ、コクトー、ブラックなどのアーティストたちとの活動を始めとする、サティ―の活躍を幅広い視点で紹介しています。
http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/15_satie/exhibition.html

サティ―が出入りしていたキャバレー「シャ・ノワール」を始めとする、19世紀末パリのキャバレー文化の紹介、サティ―が音楽、ピカソが衣装と舞台装飾、コクトーが脚本を手掛けたバレエ「パラード」の全容、秘教主義の思想家が主宰する「薔薇十字会」での活動など、興味深いテーマが満載です。

ピカソによる「パラード」の幕の絵
satie2

薔薇十字会のポスター
satie1

先日は会場内で、展覧会のために設置されているベヒシュタインのグランドピアノピアノとバンドネオンによるサティーのコンサートが開催されましたが、サティ―のメロディーとバンドネオンの哀愁漂う音色の調和もかなりかっこよかったです。

http://tower.jp/article/news/2015/06/19/i27

バンドネオンを生で聞いたのは初めてでしたが、過去の記憶を呼び覚ますような独特の音色がなんともいえず魅力的でした。

satie3

奏者の北村聡さんは、演奏の8割はタンゴだとおっしゃっていましたが、タンゴバーなるものの存在を、一緒に聞きに行った友人が教えてくれました。

http://el-choclo.com/contents/?page_id=4

夏の夕べにタンゴバー(^o^)
課題はひとまず置いておき、夏の楽しみがまた増えそうです。