欧州旅行の時差ボケもようやくおさまり、日中のあくびの回数が減ってきた今日この頃。
少しずつ、ロンドンとミラノで行ってきた美術館や博物館、その他アートの色々をご紹介をしていきたいと思います。
その① 大英博物館
現在上野の都美術館でも大英博物館展が開催されていますが、その収蔵品は約700万点!圧倒的な規模のコレクションを誇る世界を代表する博物館です。故植村和堂先生も「1日中いても全然飽きない!1週間通い続けてもまだ足りない!」というくらい大英博物館が大好きで、ロンドンを訪れた際は必ず足を運んでいました。
東京都美術館「大英博物館展」
http://www.tobikan.jp/exhibition/h27_history100.html
大英博物館オフィシャルサイト
http://www.britishmuseum.org/visiting.aspx?lang=ja
観光客に人気のロゼッタストーンやエジプトのミイラなどを始めとする世界中から集められた膨大な数の常設展に加え、通年、有料と無料の特別展も開催されています。
私が訪れた時にやっていたのは、有料の特別展が3つと、無料の特別展が5つ。
そのうち、オーストラリアのアボリジニ文化を紹介する展示会(有料)と、ペルシャとインドのスーフィ―(神秘家)をテーマにした細密画コレクションの展示(無料)は興味のある分野だったので、ロンドンに行く前からこれは絶対に行こうと決めていました。
現在、東京国立博物館の鳥獣戯画展では4時間待ちも当たり前という行列のすごさが話題になっていますが、イギリスの主要な博物館や美術館の特別展は大概チケット制です。事前にオンラインやチケットオフィスで日時を指定し、チケットを購入します。この方法のメリットは、並ばなくてすむことと、厳しい人数制限をかけているので、会場内も比較的余裕をもってゆっくり鑑賞できるところ。デメリットは、人気の展覧会はチケットがすぐに完売になり、購入できなかった人は行くことができないこと。どちらがよいかは賛否両論でしょうが、並ぶのが嫌いな人と、作品をゆっくり鑑賞することを優先したい人には有難いシステムです。
アボリジニ展は、教育面をかなり重視した展覧会でした。
アボリジニアートと共に、パネルを使って歴史を紹介したり、映像を流したり。
アボリジニアートに影響を受けて絵を描いている友人は、普段展示されていない貴重なアボリジニアートのコレクションを見たいと大英博物館に日本からレターを書いたところ、個人的に見せてもう機会を設けてもらうことができたそうです。そういった個人的なリクエストにも応えてくれるところはさすがです。
こちらはペルシャの神秘家をテーマにした細密画の特別展より。
西洋の絵画と異なり、輪郭を大切にした優美な筆づかい、二次元的な構図など、日本画との共通点も多く、とても勉強になります。鮮やかだけれども品のある色使いもすばらしいです。
『洞窟の聖人を訪ねる廷臣』 1500年代イラン
『踊るデルヴィーシュ(托鉢僧)と音楽家』 1600年代イラン
額の使い方がお洒落です。
大英博物館に行くと必ず行くのが、ミイラの横に位置する、メソポタミアと古代レバントの展示室。
ミイラの展示室が人でごった返しているのに比べ、こちらはいつでもガラガラです。心をわしづかみにされるキュートな展示物(かなり個人的趣味ですが)がてんこ盛りで、展示室にて一人興奮気味。
紀元前1200-900
紀元前2000-1750
紀元前1400-1150 棺桶の蓋
紀元前1792-1750 夜の女王
紀元前3300-3000 Eye figurines
そして個人的に大英博物館のクライマックスは、アッシリアの門と彫刻群。圧巻です。
しかもここもいつもがらがら!
今ではオリジナルの国には行けなくなってしまったので、とても貴重な資料です。
とにかく広いので、何を見たいか事前にターゲットを決めて行かないと、ひじょうに疲れます。
また特別展も多いので、事前にオンラインでチェックして内容や日程などを調べていくのがおすすめです。
写真やスケッチもOKなので、時間をゆっくりとって、カメラとスケッチブック片手に作品作りの構想を練ったりするのにも最適です。
少しずつ、ロンドンとミラノで行ってきた美術館や博物館、その他アートの色々をご紹介をしていきたいと思います。
その① 大英博物館
現在上野の都美術館でも大英博物館展が開催されていますが、その収蔵品は約700万点!圧倒的な規模のコレクションを誇る世界を代表する博物館です。故植村和堂先生も「1日中いても全然飽きない!1週間通い続けてもまだ足りない!」というくらい大英博物館が大好きで、ロンドンを訪れた際は必ず足を運んでいました。
東京都美術館「大英博物館展」
http://www.tobikan.jp/exhibition/h27_history100.html
大英博物館オフィシャルサイト
http://www.britishmuseum.org/visiting.aspx?lang=ja
観光客に人気のロゼッタストーンやエジプトのミイラなどを始めとする世界中から集められた膨大な数の常設展に加え、通年、有料と無料の特別展も開催されています。
私が訪れた時にやっていたのは、有料の特別展が3つと、無料の特別展が5つ。
そのうち、オーストラリアのアボリジニ文化を紹介する展示会(有料)と、ペルシャとインドのスーフィ―(神秘家)をテーマにした細密画コレクションの展示(無料)は興味のある分野だったので、ロンドンに行く前からこれは絶対に行こうと決めていました。
現在、東京国立博物館の鳥獣戯画展では4時間待ちも当たり前という行列のすごさが話題になっていますが、イギリスの主要な博物館や美術館の特別展は大概チケット制です。事前にオンラインやチケットオフィスで日時を指定し、チケットを購入します。この方法のメリットは、並ばなくてすむことと、厳しい人数制限をかけているので、会場内も比較的余裕をもってゆっくり鑑賞できるところ。デメリットは、人気の展覧会はチケットがすぐに完売になり、購入できなかった人は行くことができないこと。どちらがよいかは賛否両論でしょうが、並ぶのが嫌いな人と、作品をゆっくり鑑賞することを優先したい人には有難いシステムです。
アボリジニ展は、教育面をかなり重視した展覧会でした。
アボリジニアートと共に、パネルを使って歴史を紹介したり、映像を流したり。
アボリジニアートに影響を受けて絵を描いている友人は、普段展示されていない貴重なアボリジニアートのコレクションを見たいと大英博物館に日本からレターを書いたところ、個人的に見せてもう機会を設けてもらうことができたそうです。そういった個人的なリクエストにも応えてくれるところはさすがです。
こちらはペルシャの神秘家をテーマにした細密画の特別展より。
西洋の絵画と異なり、輪郭を大切にした優美な筆づかい、二次元的な構図など、日本画との共通点も多く、とても勉強になります。鮮やかだけれども品のある色使いもすばらしいです。
『洞窟の聖人を訪ねる廷臣』 1500年代イラン
『踊るデルヴィーシュ(托鉢僧)と音楽家』 1600年代イラン
額の使い方がお洒落です。
大英博物館に行くと必ず行くのが、ミイラの横に位置する、メソポタミアと古代レバントの展示室。
ミイラの展示室が人でごった返しているのに比べ、こちらはいつでもガラガラです。心をわしづかみにされるキュートな展示物(かなり個人的趣味ですが)がてんこ盛りで、展示室にて一人興奮気味。
紀元前1200-900
紀元前2000-1750
紀元前1400-1150 棺桶の蓋
紀元前1792-1750 夜の女王
紀元前3300-3000 Eye figurines
そして個人的に大英博物館のクライマックスは、アッシリアの門と彫刻群。圧巻です。
しかもここもいつもがらがら!
今ではオリジナルの国には行けなくなってしまったので、とても貴重な資料です。
とにかく広いので、何を見たいか事前にターゲットを決めて行かないと、ひじょうに疲れます。
また特別展も多いので、事前にオンラインでチェックして内容や日程などを調べていくのがおすすめです。
写真やスケッチもOKなので、時間をゆっくりとって、カメラとスケッチブック片手に作品作りの構想を練ったりするのにも最適です。