第4水曜日の英語クラスを今年から担当しています。
10月の課題は「建物のある風景」です。
前半2時間のモチーフは、「原爆ドーム」。透視図法(パース)や、構図について簡単に学んだ後、1枚の同じ写真から各々下絵を作成し、下絵の上から墨で線描きしていきます。

同じ写真から作成しても、どうやって表現したいかは人それぞれで、構図や線質などに個性が出るのが絵の面白いところです。

数か月前に水墨画を始めたばかりの日本人のTさん。とても丁寧で綺麗な線を描くのが得意です。
広い空を描きたいとのことで、空の余白が多めの構図です。
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風景画が好きで、水墨画の前は西洋画を学んでいたというフランス人のNさん。
さすが風景画が好きというだけあって、雰囲気のある絵に仕上がりました。
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美術史の講師をしているというブラジル人のMさん。
建物の遠近が出ていて、存在感のある絵に仕上がりました。
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授業後半は自分のスケッチを元に、自由に「建物のある風景」を描いてもらいました。
五重塔やお寺など、日本らしいモチーフを選ぶ方が多かったです。
時間切れで授業内では完成できませんでしたが、次回の授業で提出になります。