第70回記念清和書展が、平成30年12月13日~20日、上野の東京都美術館にて開催されました。

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70回記念展ということで、通常の賞の他に「70回記念賞」が設けられ、評議員以上の受賞者と理事の中から1名選出されました。

清和書展70回記念賞
頓所芳梢理事

全体図

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作品部分
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右から会長賞(大沼爽映幹事)、毎日新聞社賞(田中千恵子幹事)、特別賞(大埜荷舟幹事、北村芳雪幹事)の作品。

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当会では毎年、清和書道展と毎日書道展の上位受賞者には、和堂コレクションから貴重な年代物の硯が贈られます。

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楢原萠春会長の作品。

柿渋で染めた紙や、ぼかしが入った美しい紙に千載集和歌が書いてあります。
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仮名主流の当会ですが、数年前から近代詩文の小品の展示も始めました。
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恒例の特別展示のテーマは「和硯」で、和堂コレクションより、産地
19か所 約30面の和硯が展示されました。現在日本で作られる硯は、宮城県雄勝町で算出する玄昌石が多数を占め、他の産地では殆ど制作されていませんが、和堂先生が生前収集されたコレクションには、岩手県から九州まで幅広い産地の貴重な硯が含まれ、赤い雨畑硯や上杉家が所蔵していた豪華な那智石の硯などが展示されました。

和硯の展示

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第1室に受賞者の作品、和堂先生の遺墨・会長・副会長・常任理事の作品が展示されました。

今回は出品点数が多かったため、2×6や半切の縦書き作品で2段掛けになったものがあり、展示方法を工夫してほしいという声がある一方、横書きの作品を多くしてほしいという意見もあり、限られた会場での展示方法に課題が残りました。

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ワークショップ「毛筆に親しむ」では、初めて筆を持つ方にも楽しんで頂けるよう当会インストラクターがサポートしながら、皆さんに色紙と年賀状を書いてもらいました。週末には300人ほどのお客様にお越し頂きました。


外国人のお客様

ワークショップ開催のスペースには、子どもたちの作品が壁いっぱいに展示されました。
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月15日の土曜日は、学生部の授賞式、書道パフォーマンス、製硯師の青栁貴史氏による講演が、東京都美術館の講堂で行われました。

書道パフォーマンスでは、大きな字を書く組と、音楽に合わせてダンスをする組の2組に分かれ、「忍たま乱太郎」と「どらえもん」の2曲の音楽に合わせたパフォーマンスが行われました。
歌に合わせて書いて踊って

続く製硯師の青栁貴史氏と、寳研堂の青柳社長の、親子でご出演頂いた講演では、スライドを使いながら、作硯の工房や原石の採掘現場などに関して興味深いお話を頂きました。月の石を持参下さり、今後、その石で硯を作る予定とのことでした。

情熱大陸などで紹介されていたのでご存知の方も多いかもしれませんが、青木氏は、世界中にファンを持つ著名な製硯師としてご活躍中です。

(情熱大陸のリンクが見つからなかったので、こちらのリンクをご参考まで)
青柳貴史 ゴロウデラックス


親子で講演

70周年を記念する展覧会でしたが、清和書道会らしい、和堂先生の流れを汲んだ美しい仮名や写経作品の他に、漢字や近代詩文の作品、子どもたちの作品などが加わり、バラエティーに富んだ展覧会となりました。

今回は約3500名の来場者数があり、出品点数は、前回と比べるとかなりの増加が見られました。お陰様で盛況のうちに70回記念展を終えることができました。