銀座の鳩居堂画廊で、篠塚光風卒寿展が、6月6日から11日まで開催されました。

篠塚光風展 001 - コピー

篠塚光風さんは和46年に清和書道会に入会され、現在まで50年間、書の道に励んでこられました。90歳になられた現在も作品制作と後進の指導に力を注がれ、意欲的に活動をされています。また、清和書道会の常任理事として会の運営にもご尽力頂いています。

可憐な仮名作品を中心とした作品が会場に並びます。

こちらは、色紙3首と、紀貫之他25首の屏風作品。
光風展2

仮名だけでなく、漢字の作品制作にも取り組んでいらっしゃいます。一番右は篆書の「百福」。
毎日新聞にこの展覧会の紹介が掲載されましたが、「漢字学習が基盤となっている様子がよく分かる」と評されていました。
光風展3

紅の二尺伸びたる薔薇の芽の梁やはらかに春雨のふる~子規~
光風展4

桜色にそめし衣のぬぎかへて山ほととぎす今日よりぞ待つ~和泉式部~
仮名作品は、料紙と一体になった美しさを鑑賞するのも楽しみの一つです。どんな紙に書くかを決めるのも、作家のセンスが光ります。
光風展5

光風さんは絵もたしなまれていて、美しい書画作品も数点出品されています。
光風展6

真心のむしくい栗をもらいけ里
光風展7

作家のユーモアが溢れる作品。
悲しかろうが淋しかろうが苦しかろうが屁のカッパ
光風展8

会場でご本人とお話させて頂く機会に恵まれましたが、90歳とはとても思えない溌溂としたエネルギーに溢れる魅力的な方でした。ご本人のきらきらした生命力が作品にも反映されていて、自分も頑張らなくちゃ!と力をもらえるすてきな展覧会でした。