2015年07月

8月9日まで、目黒雅叙園の百階段で「和のあかり」という特別イベントを開催中です。

https://www.megurogajoen.co.jp/event/wanoakari/

昭和3年創業、「昭和の竜宮城」と呼ばれた目黒雅叙園は、平成3年に全面改装しています。
「百階段」のエリアは、唯一現存する、昭和10年築の木造建築で、7つの部屋を、その名の通り百段の階段が結んでいます。

雅叙園

かつての宴会場だった各部屋の天井や襖、柱などは、一流の芸術家による豪華な花鳥画、螺鈿細工、風景画、美人画などの装飾で埋め尽くされていて、息をのむ美しさです。

天井いっぱいに描かれた四季の花鳥画。
雅叙園2

柱には豪華な彫りが施されています。
雅叙園3

かつて使用されていたトイレの天井画!
雅叙園4

トイレの窓枠もすてきです。
雅叙園5

廊下の窓枠もお洒落。
雅叙園6

この普段は見学することのできない東京都指定有形文化財「百階段」のエリアが、イベント期間中「和のあかり」に照らし出され、一般に公開されています。しかもフラッシュをたかなければ撮影も自由!

「ねぶた祭りのあかり」をテーマにした部屋。
雅叙園7

「和紙のあかり」テーマにした部屋。美濃和紙を使ったあかりが美しいです。
雅叙園8

「夏のあかり」をテーマにした部屋。江戸風鈴が部屋いっぱいに吊るしてあって涼しげです。
雅叙園8

「山口県・柳井市金魚ちょうちん祭りのあかり」をテーマにした部屋。
雅叙園9

7つの部屋それぞれにテーマがあり、豪華な装飾で埋め尽くされた贅沢な部屋を、温かい和のあかりが照らし出しています。夏にぴったりの体験型の展覧会で、一見の価値があります。

展覧会の後には、眺めが美しい雅叙園のカフェでゆっくりお茶を飲みながら休憩するのもおすすめです。暑い夏の一日が優雅に過ごせること間違いなし😊

雅叙園10

7月19日(日)、京橋のアリスアクアガーデンにて、毎日展懇親会が開催されました。

2015毎日展授賞式

当会からは、出品数・受賞者数共に前年よりも増え、受賞者22名、落選者ゼロという素晴らしい結果を出すことができました。

今年も全国から約3万点の出品があった毎日展ですが、部門別に以下の賞が授与されます。

文部科学大臣賞・・・最優秀(大賞)1作品
会員賞・・・毎日書道会会員を対象とした優秀者
毎日賞・・・部門別最優秀
秀作賞・・・部門別優秀
佳作賞・・・部門別佳作

当会からの受賞者は以下の通りです。

会員賞・・・1名
毎日賞・・・2名
秀作賞・・・8名
佳作賞・・・10名
U-23新鋭賞・・・1名

各賞に何人くらいの受賞者がいるんだろう?と疑問をお持ちの方はこちらのリンクをご参照。
全国の受賞者一覧です。ちなみに会員賞のかな部門は、今年の受賞者は5名でした。
http://www.mainichishodo.org/syodoten/67_prize.php

会長・副会長挨拶の後は、受賞者の発表とスピーチが行われました。

2015毎日展受賞式3

会員賞という素晴らしい賞を受賞された青木敏子常任理事は、第20回(今年は第67回)から47年間にわたり出品を続け、今年はもう辞めようと何度も思いながら、やっとここまできたという思いをスピーチされていました。

また、今年はU23(23歳以下の部門)の受賞者もあり、次の世代の方たちへの期待も深まりました。

U-23新鋭賞を受賞された小室浩朋さん
2015年毎日受賞式2

受賞者発表の後は食事会へと進み、会場は賑やかな雰囲気に包まれました。このような場は、普段あまり顔を合わせることのない方たちと交流を持てる良い機会となり、笑顔の絶えない、素敵な会になりました。

受賞者の皆さん、本当におめでとうございました。

第67回毎日書道展

清和書道会より、今年は以下の方々が受賞されました。
おめでとうございます!

会員賞
青木 敏子

毎日賞 II類
田中 千恵子
芳賀 美和子

秀作賞 I類
小松崎 和翆
竹谷 香霞
豊田 露蓉

秀作賞 II類
輿石 静草
靏谷 貞
林 容子
宮崎 洋流
吉沢 秀泉

佳作賞 I類
小泉 秀草
高橋 芳舟
平野 武子

佳作賞 II類
磯部 清華
川畑 琴舟
坂元 久美子
嶌村 錦秋
豊岡 教子
富本 真愈美
渡辺 すみ子

U-23新鋭賞
小室 浩朋

第67回毎日書道展は、現在国立新美術館と東京都美術館で開催中ですが、上記受賞者の他にも、入選された方たちの作品が多数展示されています。

詳細は下記のリンクをご覧下さい。

こちらのリンクの、「第67回展示会場検索」にて、ご覧になりたい受賞・入賞者の方のお名前を入れると、展示会場や日程(前期/後期)などが検索できます。清和はかなで出品していますので、展示日程は国立新美術館(受賞された方や、審査員の方など)の場合は7月22日の後期からになっています。一般公募入選の方たちの作品は、東京都美術館で16日から23日からとなっています。
http://www.mainichishodo.org/syodoten/

http://mainichi.jp/corporate/news/20150708ddlk13040180000c.html

平安時代の物語文学や古筆切の研究を専門にしていらっしゃる、中央大学の池田和臣教授のレクチャーを聞いてきました。
テーマは、「万葉仮名について」です。

日本にまだ文字がない時代、中国から輸入してきた漢字を一音一音にあてはめて使われていたのが万葉仮名です。
漢字には意味も含まれていますが、万葉仮名に使われる漢字は、意味は無視して音のみが重視されます。

例えば、、、

くらげ→久羅下

私は漢字が苦手です(-_-;)
書道の漢字が苦手とか、そういうハイレベルな問題ではなく、普段の読み書きでの漢字レベルが、正直言ってかなり低いです。
現代で使われている漢字もかなりあやういのに、万葉仮名なんて、私にとっては宇宙語以外の何ものでもありません。

でも、仮名(仮名も私にとっては宇宙語ですが)を勉強していると避けられない万葉仮名。
訳も分からずに臨書していると苦痛ですが、そもそも日本語文字の基本になったものの由来や歴史を知ると、断然わくわく感がアップする気がします。

そして、現役教授や学芸員の方たちのレクチャーが面白いのは、まさに最先端の研究を知ることができるところ。
バイオやITなどの研究は日々進化しているいうのは実感しやすいですが、こういう古典研究も日々進化・変化していて、同じところには留まっていないということを教えてくれます。

例えば、万葉集では、漢文的表記と、万葉仮名表記の2種類あります。

漢文的
「天地開闢」→あめつちのひらけしとき

万葉仮名
「由吉乃宇倍尓」→ゆきのうへに

文字は中国から入ってきたので、当然中国の影響を受け、漢文表記から、万葉仮名表記、仮名表記へと変化していったとずっと考えられていましたが、最近の発見で、実は漢文表記より、万葉仮名表記の方がもっと前より使われてきたということが分かったとのこと。

万葉集に使われていたから万葉仮名と言われていますが、万葉集より前の時代にすでに万葉仮名は使われていたそうで、それが分かったのはごく最近とのことでした。

2006年に発見された歌木簡
歌木簡

同様に、

万葉仮名→草仮名(万葉仮名が草書体に書き崩された形)→仮名

と、仮名文字は徐々に発展していったというのが通説ですが、どうもそれほど単純なものではなさそうだのこと。。。
教授はこれを生物学の突然変異とからめて、実に面白い切り口でお話されていました。

万葉仮名一覧

どんなことにもあてはまりますが、今まで当たり前と思っていたことが実は違うと分かった瞬間はドキドキします。

7月4日から5日にかけて、夏季練成会が伊東のパウエルホテルにて開催されました。
講師には、齋藤美子顧問、楢原萌春副会長をお迎えしました。

前回の冬季錬成会は日帰りだったため、50名を超える参加人数でしたが、やはり泊まりがけとなると、どうしても時間や費用の面で制約が出てきてしまうため、今回は28名の参加となりました。

参加された皆さんは、10月に開催される清和展の作品作りに熱心に取り組まれていました。
5日の午後からは、出来上がった作品に対して、講師の先生方の講評が行われました。

2015夏錬成会

2015夏錬成会2

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