2015年05月

ロンドン郊外に住む友人の、小学生の子どもが通っているアートクラス。

The Art Class
http://www.the-art-class.com/home/4573158578

このクラスで子どもが作った作品を、友人がFBでアップする度に「可愛い!」と注目していたのですが、今回は友人宅に飾ってあった実物を拝見することができました。

どの作品もセンスがよくてお洒落で、とても小学1年生の子が作ったものとは思えません。

木と小枝と紙粘土で作ったロビン。
ロビン

横から見ても可愛い。
ロビン2

こちらは、古着を使って作ったリース。
サイズが小さくなって着なくなった子ども用Tシャツやシャツなどを裂いて、ベースの輪っかに結ぶだけというシンプルなものですが、とっても素敵です。
リース

以下の作品はサイトの画像から。

ウォーホルの画風を学びながら、ウォーホル風オリジナル作品制作。
小学生の作品とは思えないくらい、シュールで味があります。
artclass2

ウォーホル

こちらはバンクシー版。
バンクシー

楽しくアートを学びながらこんなお洒落な作品が作れるなら、大人の自分もやってみたくなります。

いつか自分でも、ジャパンバージョンでこんな風な面白いクラスができたらなと思います。
日本は漫画文化があるので、鳥獣戯画を模写しながらオリジナル動物漫画の制作を墨で描いてみるとか、どうでしょう?
子どもたち、かなりオリジナルでユニークな作品を作ってくれそうですよね。
今度姪っ子たちでトライしてみようかな。。。

欧州旅行の時差ボケもようやくおさまり、日中のあくびの回数が減ってきた今日この頃。
少しずつ、ロンドンとミラノで行ってきた美術館や博物館、その他アートの色々をご紹介をしていきたいと思います。

その① 大英博物館

現在上野の都美術館でも大英博物館展が開催されていますが、その収蔵品は約700万点!圧倒的な規模のコレクションを誇る世界を代表する博物館です。故植村和堂先生も「1日中いても全然飽きない!1週間通い続けてもまだ足りない!」というくらい大英博物館が大好きで、ロンドンを訪れた際は必ず足を運んでいました。

britishmuseum

東京都美術館「大英博物館展」
http://www.tobikan.jp/exhibition/h27_history100.html

大英博物館オフィシャルサイト
http://www.britishmuseum.org/visiting.aspx?lang=ja

観光客に人気のロゼッタストーンやエジプトのミイラなどを始めとする世界中から集められた膨大な数の常設展に加え、通年、有料と無料の特別展も開催されています。

britishmuseum2

私が訪れた時にやっていたのは、有料の特別展が3つと、無料の特別展が5つ。

そのうち、オーストラリアのアボリジニ文化を紹介する展示会(有料)と、ペルシャとインドのスーフィ―(神秘家)をテーマにした細密画コレクションの展示(無料)は興味のある分野だったので、ロンドンに行く前からこれは絶対に行こうと決めていました。

現在、東京国立博物館の鳥獣戯画展では4時間待ちも当たり前という行列のすごさが話題になっていますが、イギリスの主要な博物館や美術館の特別展は大概チケット制です。事前にオンラインやチケットオフィスで日時を指定し、チケットを購入します。この方法のメリットは、並ばなくてすむことと、厳しい人数制限をかけているので、会場内も比較的余裕をもってゆっくり鑑賞できるところ。デメリットは、人気の展覧会はチケットがすぐに完売になり、購入できなかった人は行くことができないこと。どちらがよいかは賛否両論でしょうが、並ぶのが嫌いな人と、作品をゆっくり鑑賞することを優先したい人には有難いシステムです。

アボリジニ展は、教育面をかなり重視した展覧会でした。
アボリジニアートと共に、パネルを使って歴史を紹介したり、映像を流したり。

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アボリジニアートに影響を受けて絵を描いている友人は、普段展示されていない貴重なアボリジニアートのコレクションを見たいと大英博物館に日本からレターを書いたところ、個人的に見せてもう機会を設けてもらうことができたそうです。そういった個人的なリクエストにも応えてくれるところはさすがです。

こちらはペルシャの神秘家をテーマにした細密画の特別展より。

西洋の絵画と異なり、輪郭を大切にした優美な筆づかい、二次元的な構図など、日本画との共通点も多く、とても勉強になります。鮮やかだけれども品のある色使いもすばらしいです。

『洞窟の聖人を訪ねる廷臣』 1500年代イラン
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『踊るデルヴィーシュ(托鉢僧)と音楽家』 1600年代イラン
額の使い方がお洒落です。
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大英博物館に行くと必ず行くのが、ミイラの横に位置する、メソポタミアと古代レバントの展示室。

ミイラの展示室が人でごった返しているのに比べ、こちらはいつでもガラガラです。心をわしづかみにされるキュートな展示物(かなり個人的趣味ですが)がてんこ盛りで、展示室にて一人興奮気味。

紀元前1200-900
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紀元前2000-1750 
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紀元前1400-1150 棺桶の蓋
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紀元前1792-1750 夜の女王
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紀元前3300-3000 Eye figurines
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そして個人的に大英博物館のクライマックスは、アッシリアの門と彫刻群。圧巻です。
しかもここもいつもがらがら!
今ではオリジナルの国には行けなくなってしまったので、とても貴重な資料です。

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とにかく広いので、何を見たいか事前にターゲットを決めて行かないと、ひじょうに疲れます。
また特別展も多いので、事前にオンラインでチェックして内容や日程などを調べていくのがおすすめです。
写真やスケッチもOKなので、時間をゆっくりとって、カメラとスケッチブック片手に作品作りの構想を練ったりするのにも最適です。

清和選抜書展が下記の通り開催されます。

会期:平成27年6月2日(火)~7日(日) 11:00~19:00 (最終日は16:00まで)
会場:銀座鳩居堂画廊3F 03-3574-0058
http://www.kyukyodo.co.jp/gallery/
主催:清和書道会
後援:毎日新聞社、全日本書道連盟、かな書道作家協会

遺墨:植村和堂
幹事以上の35名による作品が展示されます。お近くにお立ち寄りの際はぜひお越しください。

清和選抜展2015

5月前半、イギリスとイタリアに行ってきました。

今回の欧州訪問最大の目的は、イギリスに住む友人の結婚式に出席することでしたが、そこで初の書道パフォーマンスをする機会に恵まれました。

会場はイギリス北部のニューキャッスルにある1800年代に建てられたお屋敷です。

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当日のスケジュールは午前中に人前式、ドリンク、ランチを兼ねたレセプション、写真撮影、ランチ後のドリンク、夜のビュッフェ、ダンスと続き、おひらきは夜中の12時。書道パフォーマンスは夜に行われました。

式会場。
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レセプションの様子。
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ランチメインのラム肉。臭みがなくてとても美味しかったですが、すごいボリューム!
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友人の新婦は日本人で、新郎はイギリス人。列席者の8割はイギリス人で、残りは日本人やフランス人、アメリカ人、などなどでした。
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書道は見たことがないという人がほどんどだったので、まずは簡単なレクチャーから行いました。日本語の漢字、仮名、文字の歴史、現代日本の書道についてなど、作品例の写真などと共に、英語でざっくりと説明しました。

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今回は漢字ではなく、日本の伝統である古典仮名書道を紹介したかったので、お祝いの席にふさわしくて、日本人なら誰でも知っている和歌を題材に選びました。

我が君は 千世に八千世に さざれ石の 巌となりて 苔の生すまで ~読み人知らず~

(私の大切な君は、人の千倍も八千倍も永遠に生きて、小さな石が岩になってそこに苔が生えるまで、長寿でありますように/『古今和歌集』中島輝賢偏 角川文庫より)

ご存知、古今和歌集の「賀の歌」から、国歌の元になった歌です。国内では何かと物議を醸しますが、元々は、大切な人の健康と長寿を願う親愛の情を含んだ美しい歌です。

イギリス人の友人にチェックしてもらって、こんなかんじに英訳してみました。
May you live a long life, for thousands of years, until pebbles grow into mighty rocks lush with moss.

用意したのは、筆、紙、墨汁(万が一のため、水で洗って落ちるもの)、落款、印泥、下敷き、文鎮です。
席上揮毫は初めてだったのでかなり緊張しましたが、書道を見たことがない人たちがほとんどというのを救いに、なんとか最後まで書くことができました(^^;)

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書道の出来はともかく、多くの方に興味を持ってもらえたようでよかったです。パフォーマンス終了後、自分の名前やイギリスの諺を仮名で書いてほしいというリクエストや、書道に関する質問などをたくさん頂きました。列席者の方たちだけでなく、会場のスタッフである両腕に入墨が入ったバーテンのお兄さんたちからも、「腕に入墨を入れたいから名前を書いてほしい」とリクエストがありました😊

バーテンのお兄さん。
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結婚式場はこの後ダンスパーティー会場へと変身し、パーティーは夜中まで続きました。
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