2014年09月

9月27日まで横浜の「ギャルリーパリ」(最寄り駅:JR/横浜市営地下鉄「関内」駅、みなとみらい線「日本大通り」駅)にて開催中の、坂下昿吉 展に行ってきました。

http://www.galerieparis.net/coming.html

坂下昿吉は、「ギルガメシュ神話」をテーマに、壮大なスケールの連作を生涯にわたって描き続けてこられた画家です。
今回の個展にも、すばらしい作品が展示されています。

坂下先生3

中でも、この大作は圧巻でした。
いつまでも眺めていたくなる深い作品です。

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23日には、坂下昿吉作、バイオリン、ソプラノと語りの楽劇「月を渡るイシュタル」のコンサートが特別にギャラリーにて開催されました。イシュタルの楽劇も、長年にわたって坂下先生が絵と共に取り組まれてきたテーマです。

坂下先生2

坂下先生は、私の人生に大きな影響を与えてくれた恩師です。
書道とはまるっきり別ジャンルですが、私は昨年書道を始める前、坂下先生について絵を習っていました。
初めての出会いは大学1年生の時。ご夫婦で主宰されている、山手のアトリエを訪れたことがきっかけです。

http://www.yamate-art.jp/

以来、この緑に囲まれたアトリエの空間は私にとって特別な場所でした。
ここで学んだ絵のことや、先生を囲んで皆と語り合った時間は、なにものにも変えがたい貴重な経験です。

残念ながら昿吉先生は先月、個展を前に旅立たれてしまいましたが、
先生が残してくれたものは計り知れないくらい大きく、すばらしい恩師に出会えたことに、ただただ感謝です。

書道も、絵画も、同じ芸術として共鳴し合う部分や、共通するところはたくさんあります。
私もいつか、今まで学んだこと全てを活かして、自分の作品が作れるようになれたらいいなと思います。

気が付けば夏も終わり、残すところ今年もあと数か月(-。-υ)

昨年書道を始めて、現在で書歴1年9か月。

もうそんなに経ったのか!と、あまりぱっとしない自分の作品を改めて見るとがっくりきますが、毎月発行される機関誌の競書ページに写真が載ったり、級が上がったりすると、けっこう励みになります。

雑誌清和2014年10月号

基礎の勉強はすぐに成果が出るものでもなく、のろのろと遅い歩で進む日々の練習はしんどいこともありますが、「次回の清和書展に出す作品を作りたい」、「○○までに段をとりたい」、「〇〇年以内に師範をとりたい」など、目標があるとモチベーションもアップします。

私の現在のショートスパンの目標は、「11月の漢字昇級・昇段試験」のための課題作品を完成させることです。

こちらは11月「漢字昇級・昇段試験」課題より。
今2級なので、「課題詩句前半14字を楷書で一枚」と、「任意の楷書を14字臨書」が提出課題です。
(級や段によって課題が異なります)

課題

「任意の楷書14字臨書」は、孟法師から先生が選んでくれた14字を臨書しました。前回のお教室の時に先生から合格を頂いたので、今度は次回のお教室までに、上の詩句を書くという宿題をもらいました。

お教室は月に2回なので、次回のお稽古は2週間後。
お手本なしに書くのは、ペーペーレベルにはけっこうハードル高いです。

とりあえず、字典や他の先生方の作品から該当する文字や似てる文字をピックアップして切り貼り。

切り貼り

これを元に、自分で半切に書いてみます。

14年9月昇級課題

相当難しいです……。
なかなかうまくいきませんが、どこをどうしたらよいかもよくわからないので、これで今週のお稽古の時提出してきたいと思います。

そして、こちらは現在同時進行している「高野切第三種」の臨書。
仮名臨書

仮名の筆づかいが全然呑み込めないので、「まずは慣れる」を目標にひたすら臨書。
ロングスパンの目標、「師範取得」めざして奮闘中です。

次回からは一種の臨書に進みます。

1種

高野切れ第一種より
1種1


いやぁーしかし、かなり肩と腰にきます……。
肩こり腰痛注意報。

下記の通り、「第66回清和書展」が開催されます。

会場:東京都美術館  (最寄り駅:JR/日比谷線/銀座線/京成電鉄 上野駅)
    http://www.tobikan.jp/index.html

    http://www.tobikan.jp/citizens/h26_10.html

会期:2014年10月5日(日)~10月11日(土)  (休館日 10月6日)
    9:30~17:30(最終日は14:00)入場は閉場の30分前まで

入場無料 

特別企画:「石飛博光先生講演会」
会場:東京都美術館講堂
参加費 無料
日時:10月11日(土)15:00~16:00
内容:石飛先生が会場で席上揮毫を行い、それを解説して下さいます。
* 講演会は、清和書道会の方でなくても、どなたでもご参加頂けます。事前申し込み等は不要です。時間までに会場に   お越しください。

石飛先生HP
http://ishitobi-hakko.com/

当会の伝統である仮名の作品を主体として、他にも写経、漢字などが出品されます。レベルもプロから初心者、子供たちの元気な作品まで、数多くの作品が並びますので、書道にご興味のある方はぜひ足をお運び下さい。

9月6日~7日にかけて、1泊2日の夏季練成会が伊東パウエルホテルにて開催されました。
講師には斎藤美子顧問、楢原萌春副会長、助講師には児玉春泉常任理事、加藤絳雪常任理事をお迎えし、今年は29名の参加者がありました。

【練成会のスケジュール】

勉強時間
1日目:13時~18時、20時~21時30分
2日目:9時~11時30分

批評会
2日目:13時~16時

毎日書展も終わり、清和書展の作品提出も終了した後なので、漢字昇段試験のテーマを書く人、来年の選抜展の作品を書く人、セントラル美術館の受賞作家展の作品を書く人、文京区文化祭展作品を書く人など、みなさん思い思いの作品を書かれていました。

批評会では先生方の有益なアドバイスを頂きました。そして、どの作品も1日目の書き始めの頃に比べ、ずっと完成度の高い作品に仕上がっているとお褒めの言葉を頂きました。

今回は久しぶりに伊東での練成会となりました。他の会場に比べて遠いという意見の一方、やはり温泉つきの宿は落ち着いていいという声もありました。

冬の練成会は、都心の中央区産業会館で開催される予定です。

2014練成会2

新宿の車屋で、日本料理を楽しみ人間国宝の講談師一龍齋貞水さんの怪談を聞くという、かなり渋くて粋な催しが開催されました。この企画は毎年開催されていて、今年で11年目を迎えるそうです。

怪談


お食事はお昼スタート。個室で懐石フルコース。
夜なら1万円はしそうな贅沢な内容ですが、これに怪談がついて8800円はかなりお得です。

懐石1

食事の後はお座敷に移動し、一龍齋貞水さんの怪談が始まります。
貞水さんは、照明や音響を演出に取り入れた「立体怪談」を昭和35年から続けていらっしゃいます。

「講談においての怪談は、幽霊が怖いのではありません。その噺の過程にある世の中の仕組み、男女のしがらみ、それを取り巻く人間模様、そして登場する人間のどろどろした思いや、葛藤が、聴く人々に恐怖感を醸し出していくのです」

「時代背景は変わっても、怪談のテーマは昔も今も同じ。悪いやつがいて、だまされるやつがいて、哀れなやつがいる」

と貞水さん。

なるほど。
みんな怪談話が好きな理由がよくわかります。

講談を聞いたのは初めてでしたが、すばらしい一人芝居の舞台を見ているようで、1時間ちょっとがあっという間に過ぎてしまいました。人魂や、灯りのともった提灯、破れた障子に映る人影の中で語られる怪談話。夫に殺された女性の幽霊や、祟られた男性が、貞水さんの声によって見事に紡ぎだされていました。

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