2013年06月

五島美術館で、「日本の名蹟~和様の書の変換~」展が7月28日まで開催中です。
書家・古筆研究家の飯島春敬氏(1909-1996)のコレクションから日本の書の名品約100点が選ばれ、展示されています。

http://www.gotoh-museum.or.jp/exhibition/open.html

五島美術館は、東急大井町線の上野毛駅から徒歩約5分のところにあります。
立派な家が立ち並ぶ高級住宅街を歩いて行くと、美術館入り口前の大きな樹が見えてきます。
日差しの強い日には涼しげで、優雅な姿にしばし目を奪われてしまいました。

五島美術館

美術館入口です。敷地内にはすばらしい日本庭園もあって、ゆっくり休日を過ごしたい時などには最高の場所です。

五島美術館3

今回の特別展は、平安時代から江戸時代までの日本の名筆がずらりと展示されていて、とても見ごたえがあります。
私などは仮名文字もまだろくに読めない書道初心者ですが、やはり実物を目にすると、印刷されたものとは全然違い、墨の色の美しさや、なんとも言えない風合いにみとれてしまいます。「よくわからなくてもなんだかすごくいい」と心をわしづかみにされてしまう作品は、どの芸術にも共通しているから不思議です。時代ごとのすばらしい仮名文字の変換をじっくり鑑賞できるよい機会なので、あまり書道に触れたことがないという人にもおすすめの展示会です。

【古今集切 平安時代中期】
五島美術館4

【高野切 平安時代中期】
五島美術館5

昇段試験優秀作品5


昇段試験優秀作品1

昇段試験優秀作品2

昇段試験優秀作品3

優秀作品4

あぢさゐに喪屋の灯うつるなり ~加藤暁台~            
      紫陽花の花の上ふくはやてかな ~松瀬青々~
紫陽花やはなだにかはるきのふけふ ~正岡子規~       
      紫陽草は藪を小庭の別座敷 ~松尾芭蕉~

(かな墨場必携「俳句編」植村和堂編より)

紫陽花がとてもきれいな季節です。
道を歩いていても、青、ピンク、白、紫、色々な色の紫陽花に、つい立ち止まって目を奪われてしまいます。
紫陽花は、その花の色がよく変わりやすいことから、七変化、八仙花とも呼ばれているそうです。

紫陽花 白


青い紫陽花一つとってみても、まわりがほんのり紫だったり、薄い水色から、深い瑠璃色まで様々な青が入り混じっていて、何ともいえない味があります。

紫陽花のその水いろのかなしみの 滴るゆふべ蜩(かなかな)のなく ~若山牧水~

紫陽花 青

日本原産の額紫陽花も趣があって、和の風景に馴染みます。

額紫陽花

毎日じめじめと雨の多い天気が続きますが、紫陽花の色を楽しみながら、梅雨の季節を乗り切りたいですね。

清和書展作品下書会が、下記の日程で開催されます。
参加ご希望の方は、資格にかかわらずどなたでもご参加下さい。
講師は清和書道会副会長、常任理事の先生方です。

日時:平成25年7月7日 13:00-16:00
*ただし、部屋は午前中も借りているので、練習は10時くらいからできます。

場所:文京区民センター(東京都文京区春日1-16-21)
都営地下鉄三田線、大江戸線「春日駅」下車徒歩1分

参加費:2500円(法人せいわ会員は2000円)
今回は講師の先生による添削を主に行います。

銀座鳩居堂で6月4日から6日間にわたって開催された笠原和爽先生書展が盛況のうちに終了しました。銀座という土地柄もあり、開催中は外国人の方もたくさんお見えになり、書の芸術を大変興味深そうに鑑賞されていました。

展覧会が毎日新聞の記事に掲載されたので、抜粋してご紹介致します。
「取り上げた言葉の時代性もあり、不思議とモダンな印象を受ける構成の作品も魅力的だったが、それ以上に強い印象を受けるのは、書人が楽しみながら、自在に筆を動かしている雰囲気が伝わってくる点だった。「書くことの喜び」が伝わってくる、そう言い換えてもいい。構えた作為はどこかへと飛び去って、大らかに、ただ朗らかに書の世界に遊んでいる風情。長い書人生が充実して楽しい営みだったのではないか、と思わせられ、幸せな気分が満ちあふれてくるようだった」

展覧会終了後は、創玄書道会副会長、現代書院会長、白峰者副会長、アジア太平洋大学教授の諸先生方を中心に懇親会が開催され、次の卒寿展まで頑張ろうと大いに盛り上がりました。

毎日新聞記事

↑このページのトップヘ