私がよく聞いているラジオのプレゼンターの林田直樹さんと、ギタリストの鈴木大介さんによる、フラメンコギタリスト・カニサレス2018来日記念トークイベントに行ってきました。

カニサレス2018来日公演

現代フラメンコギターの最高峰と言われているカニサレスですが、私は以前民放バラエティーで日本人の奥様がどうやって彼と知り合って結婚に至ったかという番組を見て名前を知っていたただけ。

世界の日本人妻は見た

ほとんど前知識もなくイベントに参加したのですが、林田さんと鈴木さんのトークに引き込まれたということもあって、すっかりカニサレスの世界に魅了されてしまいました。

「鷹が獲物を狙うような」という表現をされていたカニサレスの演奏。厳格なリズムと、色気のある音色。

フラメンコの音を「洞窟の中の影」、クラシック音を「太陽の光」に喩え、両方の調和と融合を追求したという、カ二サレスの新作アルバム「洞窟の神話」の話では、鈴木さんが実際に「影」の和音と、「光」の和音をギターで再現してくれました。カニサレスは、その二つの和音を曲中で重ねるという斬新な試みをしているとのことで、CDをかけながら「この曲の最後のこの部分!」という鈴木さんの言葉に、「ほー、なるほど。言われなくちゃわからないけど、言われて聞くとなるほど」と、耳を傾けます。

カニサレス新作アルバム「洞窟の神話」

プリミティブなものが未来的なものにふと現れ、新しいけれど伝統に根差した芸術。
複雑に聞こえるけれど、元を辿ると、とてもシンプルな音。シンプルだからこそ出せる透明感。

トーク中は、絵や書の世界にも通ずるキーワードがたくさん出てきて、とても刺激になりました。

今年の来日公演では、カニサレスの他に、歌、舞踊、パルマ(手拍子)が加わり、5名による公演になるそうです。それぞれが自分のダンスカンパニーを持っているような超一流のアーティストとのことで、ご興味ある方はぜひ。