銀座鳩居堂で6月4日から6日間にわたって開催された笠原和爽先生書展が盛況のうちに終了しました。銀座という土地柄もあり、開催中は外国人の方もたくさんお見えになり、書の芸術を大変興味深そうに鑑賞されていました。

展覧会が毎日新聞の記事に掲載されたので、抜粋してご紹介致します。
「取り上げた言葉の時代性もあり、不思議とモダンな印象を受ける構成の作品も魅力的だったが、それ以上に強い印象を受けるのは、書人が楽しみながら、自在に筆を動かしている雰囲気が伝わってくる点だった。「書くことの喜び」が伝わってくる、そう言い換えてもいい。構えた作為はどこかへと飛び去って、大らかに、ただ朗らかに書の世界に遊んでいる風情。長い書人生が充実して楽しい営みだったのではないか、と思わせられ、幸せな気分が満ちあふれてくるようだった」

展覧会終了後は、創玄書道会副会長、現代書院会長、白峰者副会長、アジア太平洋大学教授の諸先生方を中心に懇親会が開催され、次の卒寿展まで頑張ろうと大いに盛り上がりました。

毎日新聞記事

笠原和爽先生の3度目の個展が、7年ぶりに銀座鳩居堂で開催中です。
米寿を迎えられた先生の、優雅で美しい仮名を中心とした作品が、30点展示されています。
銀座にお越しになる機会がありましたら、ぜひお立ち寄り下さい。

日時:平成25年6月4日(火)~6月9日(日)
    11時~19時(最終日は17時まで)
会場:東京銀座鳩居堂3階
    中央区銀座5-7-4 (電話:03-3571-4429)
    地下鉄銀座線 銀座駅下車徒歩1分
後援:毎日新聞社、全日本書道連盟、清和書道会


【うぐひすに朝寒からぬ今日の山 落椿ふむ人むつまじき~与謝野晶子~】
笠原書展2

笠原先生は、紙にも大変こだわられ、ご自分で装飾をしたり、手染めの和紙を使用されたりしています。こちらの作品は、パピルスを使用しています。

笠原書展4

笠原書展1


笠原和爽プロフィール
本名:山岸静子
女学校1年生の時から60余年、植村和堂先生の教えを受ける。
【現職】 財団法人毎日書道展顧問、社団法人全日本書道連盟評議員、かな書道作家協会常任理事、清和書道会副会長、爽樹会主宰

根津美術館では、「やきものが好き、浮世絵も好き」展が開催中です。
山口県立萩美術館・浦上記念館の所蔵品の中から厳選された、中国・朝鮮陶磁と浮世絵の展覧会です。

表参道駅を降り、ブランドショップやカフェが並ぶ閑静な通りを真っ直ぐ進んで10分ほど歩くと、根津美術館に到着します。入口の通路には竹が並んでいて、とても風情があります。

根津美術館入口

館内の和風庭園。東京都内とは思えない緑がいっぱいの静かな空間に癒されます。

根津美術館庭

1階が主に東洋の陶磁、2階が浮世絵の展示です。美術館のNEZUCAFEでは、展覧会開催期間中、荻市名物の夏みかんを使った夏みかんパフェがメニューに加わるそうです。

陶磁の展示は紀元前2900年から19世紀までと多岐にわたり、魚やウサギ、リス、仙人、羅漢の絵付けや、表情豊かな犬の像など、心惹かれるものがたくさんありましたが、特に根津美術館でも初という浮世絵版画の展示には、歌麿や写楽、北斎、広重、国芳など歴代の浮世絵師の名品がずらりと並んでいて、とても見ごたえがありました。

書画が一体となった作品も魅力的です。

書画4

書画2

浮世絵を飾っている額は同じ木で統一されていて、展示の仕方もとてもきれいです。
マットの窓抜きの位置が中央からずれているのがまた妙な味を出しています。気になったので、近くにいた学芸員の方に聞いてみたら、額装は荻美術館がされたもので、説明文をマットの右下に張り付けているため、右側に余白を多く残しているとのことでした。多分西洋の美術館であれば、説明文は外に出して別に展示し、マットの位置は中央に持ってくるのではないでしょうか。こういうところも日本人独特の感性が出ていて面白いなと思いました。

浮世絵

浮世絵2

【追記】 根津美術館には、清和書道会創設者である故植村和堂が数多くの書画の名品を寄贈し、和堂コレクションが所蔵されています。美術館売店には和堂コレクションの図録も置いてありましたので、機会があればぜひ覧になってみて下さい。

下記リンク14番目の図録に植村和堂収集書画掲載
http://www.nezu-muse.or.jp/jp/publications/page02.html

「日本文学(ここでいう日本文学は主に古典文学)を勉強する理由はただ一つ。日本人の、日本的な生活に対する情熱が、われわれの心の底にどういう状態で横たわっているのか、それを知ろうとする動機から出ている。言語を通してわれわれの欲望が、われわれの文学の上に出ているのに違いない。われわれ国文学者は日本人の情熱について知りたい」

4月から始めた大学通信教育の国文学の教科書に載っていた文章です。1977年初版なのでやや堅苦しい表現ですが、内容はかなりロックで、目からウロコです。

万葉集や、古今集、俳諧など、何百年も前の祖先が何に感動してどんなことを考えて暮らしていたのか、それを知ることによって今の私たちを知ることにつながっていくんだと思うと、難しそうな古典も一気に身近に感じる気がします。

まだまだ仮名文字も読めるレベルではないのですが、いずれ上達したら、現代にも通ずる昔の庶民の人たちの歌を書けたりしたら面白いだろうな、と思いつつ……遅々として進まぬ提出課題をクリアすべくがんばる日々です。

教科書

佐藤浩苑先生のお教室のご案内です。

浩苑先生は、赤坂、秦野、藤沢にお教室を持っていらっしゃいます。
「美しいペン字が書けるようになりたい」、「毛筆に親しみたい」などの趣味で始められたい初心者かの方から、「将来は人に教えられるようになりたい」など本格的に勉強されたい方まで、生徒さんそれぞれの希望に合わせたカリキュラムが組まれ、丁寧に指導して下さいます。

お教室の詳細は下記の通りです:

【秦野教室(小田急線秦野駅)】木曜・土曜
【赤坂教室(東京メトロ青山一丁目駅徒歩5分)】第1・第3金曜
【藤沢教室(JR藤沢駅よりバス)】第4火曜

月謝:初級者3000円、上級者5000円
(学生は、硬筆のみは2000円、硬筆・毛筆は3000円)
 
お問い合わせ:03-3479-1728
kouen@lime.plala.or.jp
     
佐藤浩苑先生プロフィール
本名:佐藤由紀子 
小学校1年生のころより書道を始め、小学校5年生より清和書道会故佐藤中堂先生に師事。27歳清和書道会師範取得後、故植村和堂先生に師事。現在は、毎日書道会会員、かな作家協会正会員、清和書道会理事、浩苑書道会主宰。
 
NEWS
2018年書初め展
http://seiwashodo.blog.fc2.com/blog-entry-241.html

2018koenkakizome


第28回神奈川県神社庁「青少年書道展」にて、浩苑書道会で学ぶ高校二年生の生徒さんが「神奈川新聞社賞」を受賞しました!
http://seiwashodo.blog.fc2.com/blog-entry-124.html

 【秦野教室、夏季練成会の様子】
http://seiwashodo.blog.fc2.com/blog-entry-227.html

 【赤坂教室の様子】

赤坂教室

赤坂教室2

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