7月1日、清和書道会70周年展を記念した祝賀会が開催され、約200名の参加者が銀座の東武ホテルに集いました。現代仮名書道を代表する先生方や毎日新聞の方々、いつもお世話になっている筆や硯、表具専門の方々をはじめ、多くのゲストの方にもご出席頂き、70周年にふさわしい大変華やかな会となりました。

IMG_4397

九州からは、九州国立博物館の島谷館長も駆けつけて下さいました。

現在、書道展覧会では、家に飾ることのできない大きなサイズの作品を展示するけれども、できるだけ多くの人に書作品を見てもらうためには小作品を創作することも大切なのではないか、というお話がありました。

展覧会用の大きな作品は、とにかく紙代もかかるし、書いても飾る場所がないし、売れるわけでもないし、展覧会が終わったら見返すこともないし、この作品の山は一体どうしたものだろう。。。と、私も書道を始めたころから常々感じていたので、この言葉には大きく反応してしまいました。

和堂先生もこのようにおっしゃっています。

「あの馬鹿でかい作品というものは、展覧会の為だけに必要なので、展覧会が終わったら剥がして巻いて押し入れにでも突っ込んでおくより仕方がない」
(『清和70年 植村和堂の足跡』より)

展覧会の作品制作とは別に、今後自分の作品を制作していくにあたって、どのような方向で進んでいったらよいかも常に頭の片隅に入れてアンテナをはっておけたらいいいなと思いました。

また島谷館長からは、文化の継承、ひいては「和堂イズム」をどうやって継続的にしていったらよいか常に心に留める必要があるのではと、今後私たちが活動していくにあたっての貴重なメッセージを頂きました。

IMG_4410

和堂先生は幼少のころ病気をして片方の目の視力と片方の耳の張力を失っています。書家になろうと決心をした10代のころ、書道の練習で字がどうしても曲がったため、自分の母親にどのように曲がっているか書く度に見せては直し、何度も繰り返し練習をしてやっと真っすぐに書けるようになったそうです。

後に、自分が幸せと感じた時の気持ちを歌にして残していますが、その殆どが、「墨をすっているとき」だったり、「墨の匂いをかいでいるとき」だったり、「古筆古写経を広げてみるとき」だったり、好きな書道や古筆に関わっている時のことでした。

陰ながら人の何倍もの努力を惜しまず、好きなことを一生をかけて追及した生き方そのものが、「和堂イズム」のコアになっているのかもしれません。

(管理人記)

清和書道会は、戦後の戦乱がまだ収まらない昭和23年に、植村和堂と同人26名でスタートしました。和堂没後16年が経過した本年、当会は創立70周年を迎え、6月26日から7月1日まで銀座の鳩居堂にて記念展が開催される運びとなりました。

清和70周年記念_毎日新聞

IMG_4339

鳩居堂画廊の3階には、植村和堂の、主に古筆や写経を中心とする作品が並びました。

IMG_4366

IMG_4360

IMG_4362

IMG_4358

IMG_4364

IMG_4371

IMG_4357

IMG_4355

4階には、会長、副会長の軸作品他、門人たちの作品が展示されました。

IMG_4344


5月13日 町屋文化センターで漢字勉強会がありました。講師は創玄書道会の種家杉晃先生で、今回は木簡を勉強しました。
参加者は25名で、まず半切3分の1に石飛先生のお手本を4字づつ書いていきました。木簡は紀元前1世紀から3世紀ころ、まだ紙が普及していない頃の書類みたいなもので、書いた人も特に能書家ではない人だそうです。字の技法としては上手ではないけれども、そのおおらかさ学ぶのだそうです。漢字といえば階・行・草・隷が一般的で、参加者も木簡はほとんど勉強したことはありませんでしたが、漢字かな交じり文のように自由さがあり楽しそうに勉強していました。

鳩居堂画廊では6月5日から舘山佳央先生の個展、6月26日からは清和書道会70周年記念展、7月17日からは和蓉会書展と立て続けに展覧会があいます。ちょうど毎日書道展と重なり毎日展の係の先生は両方の掛け持ちで大忙しです。無事盛会のうちに終わってほしいものです。

(植村 正記)

4月1日、町屋文化センターで毎日書道展下見会がありました。参加者は61名で、毎日書道展の作品〆切まで2週間になり、最後の仕上げを迎えて予想以上の参加者がありました。作品を見ていただいたのは、楢原副会長、小林常任理事で、藤倉常任理事が、批評のおわった人に作品の構成や線の潤渇、筆使いなどを具体的に説明されました。

4月15日は、当会本部における毎日書道展の作品〆切日でした。今年の出品点数は昨年よりも多く、U-23も昨年より倍以上となり、高齢化が進むなかにあって朗報でした。また当会の毎日展懇親会の出席者予定者は100名近くになると思われます。
今年は毎日書道展も清和書道会も70年目という節目の年でもあり、よい結果であってほしいものです。

(植村正記)
                         

清和書道会創立70周年を記念し、記念展が下記の通り開催されます。
創立者の故植村和堂の作品が3階に、役員の先生方の作品が4階に展示される予定です。
お近くにお越しの際にはぜひお立ち寄り下さい。

会期  平成30年6月26日(火)~7月1日(日)
    午前11時~午後7時
    (最終日は午後5時まで)
会場  鳩居堂画廊3・4階
主催  清和書道会
後援  毎日新聞社、毎日書道会、全日本書道連盟、かな作家協会

↑このページのトップヘ