書と水墨画 Japanese Calligraphy & Sumi-e

2013年から書道と水墨画を始めました。現在は、水墨画講師をしています。

ロンドンにいる友人から、現在ビクトリア&アルバート博物館で開催中のDavid Bowie大回顧展の絵ハガキが送られてきました。

David Bowie

今年3月から8月まで約5ヶ月開催されているのですが、チケットは開催当初からすでに全て売り切れ。ビクトリア&アルバート博物館始まって以来の人気展となっているようです。

http://www.vam.ac.uk/content/exhibitions/david-bowie-is/

ハガキの写真は、David Bowieがステージで着用した衣装。David Bowieが絶賛した山本寛斎デザインの衣装で、「出火吐暴威」と書いてあります。最初に見た時は、???となりましたが、当て字で「デイビッド・ボウイ」と書いてあると後で知りました。

当て字と言えば、海外にいると妙な刺青をした人をよく見かけます。
変な刺青を集めたサイトを見つけましたが、こういう刺青を入れた人がよく街を歩いています。

http://matome.naver.jp/odai/2133713005282306001

こちらは、イギリス発のブランド、「スーパードライー極度乾燥しなさい」。
空港や、ロンドンの主要なショッピング通り、いたるところに店舗を出している人気店です。
「大阪、会員証な」「硬い天候会社」「狩り捕食者」などなど、意味不明のロゴが大人気のブランドです。

http://www.google.co.jp/search?q=%E3%82%B9%E3%83%BC%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%A4+t%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%84&tbm=isch&tbo=u&source=univ&sa=X&ei=FZ3nUfr6H4aVkQXR_oCABw&sqi=2&ved=0CEcQsAQ&biw=1242&bih=612#imgdii=_

【「スーパードライ~極度乾燥しなさい」公式サイト】

http://www.superdry.com/mens/t-shirts

こういうものを見ると、漢字や平仮名をかっこいいデザインとして捕らえる外国人がたくさんいるんだな、と改めて実感します。

今年の秋にはパリのギメ美術館でも毎日書道展が開催されますが、書は、異文化交流をするにも、日本の文化を色々な形で世界に発信するにも、色々な可能性を持っているなと思う今日この頃です。

書道のお稽古に通う時、教本、課題、時と場合によっては筆、墨汁、墨、などなど、運ぶものがいっぱい。
どうせ持つなら可愛いのがいいし、女性の方は、どんなカバンに入れたらよいか迷ったことありませんか?
普通のカバンと一緒に入れて墨が付いて汚れたら嫌だし、少なくともA4がすっぽり入る、丈夫で汚れてもよくて、かわいいカバンがないかな、と思っていたら、青海駅(ゆりかもめ)のヴィーナスフォート(3階)で、かわいいエコバッグを見つけました。

エコバッグ

こんなにたくさん種類があって(この棚の左右と裏にも色々な柄のものがいっぱい)、一つたったの500円!
ビニール素材だし、この値段なら汚れても惜しくないし、A4もすっぽり入るサイズです。
(タテ型と、ヨコ型の2種類あります。写真の本はA4サイズ)

エコバッグA4

折りたたむと手の平サイズ。
水玉、ストライプ、格子、迷彩柄、キリン柄、などなど。
目移りして、ついこんなに買い込んでしまいました。
お店の方によれば、50個とか、すごい数をまとめ買いしていかれる方もいらっしゃるようです。

エコバッグ小

どうせなら楽しい気分でお稽古に行きたいですよね。

と、最近なかなか上達しないので、せめて気分だけでもあげていきたいなと思っているのでした……。

五島美術館で、「日本の名蹟~和様の書の変換~」展が7月28日まで開催中です。
書家・古筆研究家の飯島春敬氏(1909-1996)のコレクションから日本の書の名品約100点が選ばれ、展示されています。

http://www.gotoh-museum.or.jp/exhibition/open.html

五島美術館は、東急大井町線の上野毛駅から徒歩約5分のところにあります。
立派な家が立ち並ぶ高級住宅街を歩いて行くと、美術館入り口前の大きな樹が見えてきます。
日差しの強い日には涼しげで、優雅な姿にしばし目を奪われてしまいました。

五島美術館

美術館入口です。敷地内にはすばらしい日本庭園もあって、ゆっくり休日を過ごしたい時などには最高の場所です。

五島美術館3

今回の特別展は、平安時代から江戸時代までの日本の名筆がずらりと展示されていて、とても見ごたえがあります。
私などは仮名文字もまだろくに読めない書道初心者ですが、やはり実物を目にすると、印刷されたものとは全然違い、墨の色の美しさや、なんとも言えない風合いにみとれてしまいます。「よくわからなくてもなんだかすごくいい」と心をわしづかみにされてしまう作品は、どの芸術にも共通しているから不思議です。時代ごとのすばらしい仮名文字の変換をじっくり鑑賞できるよい機会なので、あまり書道に触れたことがないという人にもおすすめの展示会です。

【古今集切 平安時代中期】
五島美術館4

【高野切 平安時代中期】
五島美術館5

あぢさゐに喪屋の灯うつるなり ~加藤暁台~            
      紫陽花の花の上ふくはやてかな ~松瀬青々~
紫陽花やはなだにかはるきのふけふ ~正岡子規~       
      紫陽草は藪を小庭の別座敷 ~松尾芭蕉~

(かな墨場必携「俳句編」植村和堂編より)

紫陽花がとてもきれいな季節です。
道を歩いていても、青、ピンク、白、紫、色々な色の紫陽花に、つい立ち止まって目を奪われてしまいます。
紫陽花は、その花の色がよく変わりやすいことから、七変化、八仙花とも呼ばれているそうです。

紫陽花 白


青い紫陽花一つとってみても、まわりがほんのり紫だったり、薄い水色から、深い瑠璃色まで様々な青が入り混じっていて、何ともいえない味があります。

紫陽花のその水いろのかなしみの 滴るゆふべ蜩(かなかな)のなく ~若山牧水~

紫陽花 青

日本原産の額紫陽花も趣があって、和の風景に馴染みます。

額紫陽花

毎日じめじめと雨の多い天気が続きますが、紫陽花の色を楽しみながら、梅雨の季節を乗り切りたいですね。

根津美術館では、「やきものが好き、浮世絵も好き」展が開催中です。
山口県立萩美術館・浦上記念館の所蔵品の中から厳選された、中国・朝鮮陶磁と浮世絵の展覧会です。

表参道駅を降り、ブランドショップやカフェが並ぶ閑静な通りを真っ直ぐ進んで10分ほど歩くと、根津美術館に到着します。入口の通路には竹が並んでいて、とても風情があります。

根津美術館入口

館内の和風庭園。東京都内とは思えない緑がいっぱいの静かな空間に癒されます。

根津美術館庭

1階が主に東洋の陶磁、2階が浮世絵の展示です。美術館のNEZUCAFEでは、展覧会開催期間中、荻市名物の夏みかんを使った夏みかんパフェがメニューに加わるそうです。

陶磁の展示は紀元前2900年から19世紀までと多岐にわたり、魚やウサギ、リス、仙人、羅漢の絵付けや、表情豊かな犬の像など、心惹かれるものがたくさんありましたが、特に根津美術館でも初という浮世絵版画の展示には、歌麿や写楽、北斎、広重、国芳など歴代の浮世絵師の名品がずらりと並んでいて、とても見ごたえがありました。

書画が一体となった作品も魅力的です。

書画4

書画2

浮世絵を飾っている額は同じ木で統一されていて、展示の仕方もとてもきれいです。
マットの窓抜きの位置が中央からずれているのがまた妙な味を出しています。気になったので、近くにいた学芸員の方に聞いてみたら、額装は荻美術館がされたもので、説明文をマットの右下に張り付けているため、右側に余白を多く残しているとのことでした。多分西洋の美術館であれば、説明文は外に出して別に展示し、マットの位置は中央に持ってくるのではないでしょうか。こういうところも日本人独特の感性が出ていて面白いなと思いました。

浮世絵

浮世絵2

【追記】 根津美術館には、清和書道会創設者である故植村和堂が数多くの書画の名品を寄贈し、和堂コレクションが所蔵されています。美術館売店には和堂コレクションの図録も置いてありましたので、機会があればぜひ覧になってみて下さい。

下記リンク14番目の図録に植村和堂収集書画掲載
http://www.nezu-muse.or.jp/jp/publications/page02.html

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