書と水墨画 Japanese Calligraphy & Sumi-e

2013年から書道と水墨画を始めました。現在は、水墨画講師をしています。

9月8日まで、東京国立博物館で「和様の書」特別展を開催中です。

http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1602

和様の書とは、日本風の書という意味で、中国風の書に対して用いられています。

【日本風の書と中国風の書の比較】
左が日本風の書で、右が中国風の書です。
日本風の書の特徴は、筆がやや右に傾く筆法で、転折の部分が比較的軽く曲線的となっています。

和様の書1


先日、上野毛の五島美術館でも同様のタイトルで特別展を開催していましたが、今回の展覧会も、日本の代表的な書をじっくりまとめて鑑賞できるすばらしい展覧会なので、お時間あればぜひ足を運んでみて下さい。

展示室は5つに分かれています。

1つ目は「書の鑑賞」いうテーマで、伊達正宗、織田信長、徳川家康、豊臣秀吉など歴史的人物による書や、寸松庵色紙、継色紙などの平安時代を代表する作品、手箱や硯箱、着物など書がデザインされた工芸品などが展示されています。

【重要文化財:金紅片身替文字模様 17世紀】

和様の書3

2つ目は「仮名の成立と三跡」というテーマで、小野道風、藤原行成、藤原佐理など、仮名が成立した平安時代の代表的な作品を展示しています。

【国宝:詩懐紙 藤原佐理】

和様の書4

3つ目は「信仰と書」、4つ目は「高野切と古筆」、5つ目は「世尊寺流と和様の展開」というテーマになっています。

国宝、重要文化財級の書がずらりと並んでいて、とにかくすごい数の展示物なので、一つ一つにため息をついてうっとりしていると、あっという間に時間が過ぎてしまいます。なるべくなら半日程度の余裕をもって、足の疲れない靴で行かれることをお勧めします。

毎日書道展特別展示として、国立新美術館で手島右卿(1901-1987)展を開催しています。
右卿は、徹底した古典学習の上に、美術としての書を目指し、世界的に活躍した日本を代表する書家の一人です。

作品はどれも心に響くものでしたが、個人的に特に印象に残ったものをご紹介します。

入口付近に展示してあった「山行」という作品。右卿46歳の作品で、”美術としての書”への挑戦という意欲作とのことですが、ぱっと見た時、なんとなくパウル・クレーを思い出しました。

ゆうけい

【パウル・クレーの作品】

Paul Klee


「猫」右卿85歳の作品。
「”書かれた猫字”ではなく、「猫字が居る」の印象でなくては、存在感的には無策の作ということになる」(右卿)

ゆうけい2

ゆうけい3


作品はもちろんですが、右卿語録もすてきです。


わたしは今 真の書を生みたいと 必至である

身に備えあれば 胸に盈ちて来ると同時に

おのずから 作品は生れる

何の怖れることも 歪めることもなしに

そっと

いのちを紙の上に 載せることはできないものか


Now, my focus is inevitably a desire to give birth to true sho.

when the body is prepared, and sho wells up inside you,

It flows forth naturally.

Without being afraid of anything or changing any details

quiety

can't we express our life on a piece of paper?



光を孕んでいなければならないのです

空間も文字も

光を吸い込んで

初めて生き生きとしてくるのです


Sho must be filled with light.

Space and characters come to life

only once they have taken in light.

六本木の国立新美術館で開催中の、毎日書道展の後期展に行ってきました。
1階から3階までの広大なスペースに、ずらりと作品が並んでいます。
相当な数なので、出品している先生、家族や友人の作品をピンポイントで見たい場合は、受付で名前を言うと、場所を教えてくれます。

毎日展3


後期は、仮名と近代詩文書、前衛書の展示だったので、古典的な作品と一緒に抽象画作品のような前衛書が並んでいて、とても面白いです。

清和書道会は古典が主ですが、このような展覧会で色々なスタイルを見ていると、自分の好みもはっきりしてくるので、今後の作品作りの際にはとても参考になりそうです。

毎日展2

毎日展4

ロンドンにいる友人から、現在ビクトリア&アルバート博物館で開催中のDavid Bowie大回顧展の絵ハガキが送られてきました。

David Bowie

今年3月から8月まで約5ヶ月開催されているのですが、チケットは開催当初からすでに全て売り切れ。ビクトリア&アルバート博物館始まって以来の人気展となっているようです。

http://www.vam.ac.uk/content/exhibitions/david-bowie-is/

ハガキの写真は、David Bowieがステージで着用した衣装。David Bowieが絶賛した山本寛斎デザインの衣装で、「出火吐暴威」と書いてあります。最初に見た時は、???となりましたが、当て字で「デイビッド・ボウイ」と書いてあると後で知りました。

当て字と言えば、海外にいると妙な刺青をした人をよく見かけます。
変な刺青を集めたサイトを見つけましたが、こういう刺青を入れた人がよく街を歩いています。

http://matome.naver.jp/odai/2133713005282306001

こちらは、イギリス発のブランド、「スーパードライー極度乾燥しなさい」。
空港や、ロンドンの主要なショッピング通り、いたるところに店舗を出している人気店です。
「大阪、会員証な」「硬い天候会社」「狩り捕食者」などなど、意味不明のロゴが大人気のブランドです。

http://www.google.co.jp/search?q=%E3%82%B9%E3%83%BC%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%A4+t%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%84&tbm=isch&tbo=u&source=univ&sa=X&ei=FZ3nUfr6H4aVkQXR_oCABw&sqi=2&ved=0CEcQsAQ&biw=1242&bih=612#imgdii=_

【「スーパードライ~極度乾燥しなさい」公式サイト】

http://www.superdry.com/mens/t-shirts

こういうものを見ると、漢字や平仮名をかっこいいデザインとして捕らえる外国人がたくさんいるんだな、と改めて実感します。

今年の秋にはパリのギメ美術館でも毎日書道展が開催されますが、書は、異文化交流をするにも、日本の文化を色々な形で世界に発信するにも、色々な可能性を持っているなと思う今日この頃です。

書道のお稽古に通う時、教本、課題、時と場合によっては筆、墨汁、墨、などなど、運ぶものがいっぱい。
どうせ持つなら可愛いのがいいし、女性の方は、どんなカバンに入れたらよいか迷ったことありませんか?
普通のカバンと一緒に入れて墨が付いて汚れたら嫌だし、少なくともA4がすっぽり入る、丈夫で汚れてもよくて、かわいいカバンがないかな、と思っていたら、青海駅(ゆりかもめ)のヴィーナスフォート(3階)で、かわいいエコバッグを見つけました。

エコバッグ

こんなにたくさん種類があって(この棚の左右と裏にも色々な柄のものがいっぱい)、一つたったの500円!
ビニール素材だし、この値段なら汚れても惜しくないし、A4もすっぽり入るサイズです。
(タテ型と、ヨコ型の2種類あります。写真の本はA4サイズ)

エコバッグA4

折りたたむと手の平サイズ。
水玉、ストライプ、格子、迷彩柄、キリン柄、などなど。
目移りして、ついこんなに買い込んでしまいました。
お店の方によれば、50個とか、すごい数をまとめ買いしていかれる方もいらっしゃるようです。

エコバッグ小

どうせなら楽しい気分でお稽古に行きたいですよね。

と、最近なかなか上達しないので、せめて気分だけでもあげていきたいなと思っているのでした……。

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