お盆の期間中、夏休みイベントの一環として、親戚の子どもたち6名が、清和書道展に出品する作品を制作しにやってきました。事前に書きたい言葉を選んでもらい、お手本を制作して、当日はお手本を見ながら何枚か書いてもらうことにしました。

書道をするのは初めてという子も何人かいたので、まずは筆の持ち方や、線の引き方などを説明することろからスタートです。

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途中で飽きてしまうかなと心配しましたが、みんな集中して、納得できるまで何枚も書いていました。
冬の展覧会が楽しみです。

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詩人・作詞家としてご活躍されている宮中雲子さんは、清和書道会の梶原嫦人先生のもとで書道を稽古されていましたが、梶原先生亡き後、今年初めてかな昇段試験に挑戦して初段に合格されました。今回、合格したその感想を詩に託して頂きました。また、清和書道会との関わりについての手記もご紹介します。

 

初段

段なんかいらないと

毛筆で書くだけで満足と

気楽に書道を続けていたのに

昇段試験を受けるように薦められ

決心してからは

右腕が抜けるのではないかと思うほど

書きに書いた

 

結果に期待の持てないまま

提出した半切

それだけに昇段の知らせは嬉しかった

 

二十年続けて

やっと獲得した初段

人様に言えるほどのものではなく

喜びは 胸の内でひそやかに

 

~雑誌「清和」のために~

詩人・サトーハチローが童謡と抒情詩の同人詩「木曜手帳」を発刊するにあたり、広く会員を募集した際、私も参加したが、詩を書いたことはなく、詩人になるつもりもなかった。しかし詩を書いたことのある人より、まっさらの方がいいと言われ、勉強会に出席。サトーハチロー先生に師事して、詩らしいものを書くようになった。「木曜手帳」が二百号を出したとき、サトウ先生が亡くなり、その後「サトーハチロー記念館」を開館。ハチロー夫人を手伝いながら、「木曜手帳」を続け、私もものを書いての暮らしをしていた。


小学館の学習雑誌などの仕事をさせてもらっていた折、小学館から「三行手紙」と実用書を出すことになった。手紙を書くことを奨励するもので、私が三行の文を書き、石飛博光氏がそれを毛筆にするものだった。そんなご縁で、私が私詩集を出したとき石飛氏に贈呈したところ、氏の個展で私の詩を書いてくださったことがあった。


ハチロー夫人が亡くなって、ハチロー記念館が閉館すると、「木曜手帳」のための勉強会をする場所に困った。そんな折、梶原慶子先生が「駒込にお稽古場があって空いている日なら使ってもいいですよ」と声をかけてくださった。渡りに船とご厚意に甘え、週一回使わせていただいた。私もお習字は好きだったので、手習いに通うことになり、梶原先生が亡くなられるまで師事してきた。そして八十四歳で初段をいただくことができた。


今では書道の喜び苦しみも詩の種にするに至り、百歳人生のどこまで生きられるかわからないが、充実した人生を送りたいと願っている。

【プロフィール】
宮中 雲子(みやなか くもこ、1935 -
日本詩人童話作家、作詞家。日本童謡協会副会長。同人誌『木曜手帖』編集人。
1935年 愛媛県西宇和郡三瓶町(現・西予市)生まれ。
1957よりサトウハチローに師事
1971年 童謡集「七枚のトランプ」で第1回日本童謡賞詩集賞受賞
1996年 8回サトウハチロー賞受賞
1998から故郷の三瓶町(2004からは西予市)で宮中雲子音楽祭が毎年開催されている。 

 

2019年毎日書道展より、受賞者の作品及び当会役員の出品作品を掲載致します。

【毎日賞】
赤羽根珠苑
赤羽根珠苑

大埜荷舟
大埜荷舟

【秀作賞】
秋葉虹風
秋葉虹風

川畑琴舟
川畑琴舟

竹下由利子
竹下由利子


山元友見
山元友見

渡辺すみ子
渡辺すみ子

【佳作賞】

上村蓉圃
上村蓉圃

大沼爽暎
大沼爽暎

小室浩朋
小室浩朋

坂井静光
坂井静光

鈴木明堂
鈴木明堂

田中千惠子
田中千惠子

豊田芳鈴
豊田芳鈴

西坂朋子
西坂朋子

前田浩嘉
前田浩嘉

前山和勝
前山和勝

脇 静雨
脇 静雨

【役員作品】

楢原 萠春
楢原 萠春

佐藤芙蓉
佐藤芙蓉

植村 齊
植村 齊

藤倉静香
藤倉静香

小林清漣
小林清漣

山口 藍
山口 藍

2019年7月23日から27日まで、竹橋のアートサロン毎日にて、「第1回敦煌松竹千会書展」が開催され、当会から竹谷香霞さんが出品されました。

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毎日書道会では、毎年、会員賞と毎日賞を受賞した人たちの中から20名ほどを選抜し、中国へ書の研修に招待しています。

毎年、毎日賞は約180名、会員賞は約25名受賞しますが、受賞者から中国研修旅行の希望者を募ると3分の一ほどの方が応募されるため、その中から約20名を選抜するそうです。旅費はすべて負担してくれるので、選抜された方はラッキーですね。

研修の参加者は、翌年成果発表として展覧会を開催することになっており、昨年の参加者による展覧会が「第1回敦煌松竹千会書展」として開催されました。

団長の松井玉筝先生と、副団長の千葉蒼玄先生の作品。
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副団長の千葉蒼玄先生による、参加者全員の印。
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当会からは竹谷香霞さんが参加され、仮名の作品を出品されました。

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2019年7月21日、京橋のイベント会場にて、清和書道会の毎日賞懇親会が開催されました。
毎年恒例の当会による懇親会は、約2000名が出席する毎日書道会による表彰式の後に開催されます。

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会長、副会長挨拶の後、受賞者の表彰と、受賞者によるスピーチがありました。

当会は、仮名の書道会のため、賞は仮名部門のI類(ざっくり言うと小筆による作品)と、II類(大きい筆による作品)に割り当てられます。会長スピーチでは、今年は例年と異なり、I類の受賞が多く、II類は出品作品が多いにも関わらず受賞者が少なく、片寄があったという話がありました。

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受賞式の後は、料理とお酒を囲んでの懇親会となりました。普段お会いすることのない他の教室の方とお話しができる良い機会です。今回私がお話しをさせて頂いた若い会員の方は和堂先生のファンで、オークションで和堂先生の作品を購入しているというお話をされていたのがとても印象的でした。

当会の受賞者は下記の通りです:
毎日賞(2名) 大埜荷舟、赤羽根珠苑

秀作賞(5名) 川畑琴舟、竹下由利子、山元友見、渡辺すみ子、秋葉虹風

佳作賞(11名)  上村蓉圃、大沼爽暎、小室浩朋、坂井静光、鈴木明堂、

         田中千惠子、豊田芳鈴、西坂朋子、前田浩嘉、前山和勝、脇 静雨

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